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2月10日 神の大きな世界へ帰れ

神の大きな世界へ帰れ
(ルカによる福音書5章1~11節)

 本日の福音書では、漁師のペトロとヤコブとヨハネがイエスに従って、イエスの弟子となる出来事が記されています。夜通し漁をしても何も取れなかった漁師のペトロに対して、イエスが、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言います。このペトロに対するイエスの言葉から、ペトロたちが弟子となる出来事が始まります。ペトロはイエスに言います。「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう。」と。そしてペトロたち漁師がそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、二そうの舟が魚でいっぱいになり、舟は沈みそうになりました。ペトロたちはその出来事を通して、イエスに圧倒的な畏怖の念をいだきました。そしてイエスの「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」という言葉に招かれ、漁師であるペトロとヤコブとヨハネは、すべてを捨ててイエスに従いました。
 イエスはペトロに「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言いましたが、「沖」という言葉は聖書の原文のギリシア語では「バソス」という単語で、それは「深さ・高さ」を意味し、人知の及ばないスケールの大きな所を表します。また「漕ぎ出して」という言葉は聖書の原文のギリシア語では「エパナゴー」という単語が用いられており、それは「本来のあるべき所へ出て行く・帰る」という意味です。イエスの言った「沖に漕ぎ出せ」という言葉には、「人知をはるかに超えた神の大きな世界へ帰れ」という招きが込められています。ペトロたちはその招きに応え、今度はイエスの弟子として、「沖に漕ぎ出せ」と、人を招く側に立って歩み始めます。
 キリスト者であるクリスチャンは、イエスと共に沖に漕ぎ出し、「沖に漕ぎ出せ」とイエスと共に語る希望のうちに生かされているのです。

礼拝案内 Service

日曜日(第一日曜日を除く)
Sunday(except for first Sunday)

7:30 聖餐式 (Holy Communion)
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 聖餐式 (Holy Communion)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

第一日曜日 first Sunday
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 朝の礼拝 (Morning Service)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

■10:30からの礼拝には手話通訳があります。

聖日 Holy Day
7:30 聖餐式 (Holy Communion)

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