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「エルサレムへの旅」

「エルサレムへの旅」
(ルカによる福音書9:28-36)
 2025年3月5日(水)より2025年の大斎節が始まります。この日は「大斎始日」(灰の水曜日)とよばれて、「灰の水曜日」の礼拝のなかで、わたしたちは次の言葉をもってそれぞれの額に灰の十字架のしるしを受けます。
「あなたはちりであるから、ちりに帰らなければならないことを覚えなさい。罪を離れてキリストに忠誠をつくしなさい」
 今日の福音書において、イエスはペトロとヨハネとヤコブを連れて祈るために山に登り、祈りました。そして、祈っているとき、イエスの顔の様子が変わり、衣が白く光り輝いたと福音記者ルカは記しています。なんとも不思議が現象であることを読み手は受けることでしょう。この不思議な現象の意味をわたしたちがこの身に受けるには、イエスの受難への道と十字架の上での死、そして、三日目のよみがえりを覚える3月5日(水)からの大斎節の祈りの日々を体験することによって与えられることでしょう。
 イエスはガリラヤというエルサレムにいるイスラエルの民からみたら辺境の地(人種的にも宗教的にも住民の生活様式からも異質にみえた地域)でペトロ、アンデレなど漁師たちを弟子に招き宣教の旅をしていました。弟子たちを含めてイエスと出会った人たちは励まされてゆきました。そのように信頼できる新たな友(イエスがそう呼んでほしいと言いましたね)がwelcomeされないエルサレムへの旅を弟子たちと共に始めようとしています。
 イエスと弟子たちの様子を見て分かるように、この受難への旅路は静かに祈る(イエスはゲツセマネで祈りました)だけではなく、多くの人との交わりにみちた旅路です。わたしたしも教会で静かに祈ると同時にこの世での人との交わりにおいて、神に心を向ける生き方によってwelcomeされないこの世の(または自分の)価値基準と大いに向き合うときとなるのでしょう。そして、それはわたしたちの生き方が祈りとして神さまへおささげする出来事となります。
(司祭ウイリアムズ藤田 誠)

礼拝案内 Service

日曜日(第一日曜日を除く)
Sunday(except for first Sunday)

7:30 聖餐式 (Holy Communion)
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 聖餐式 (Holy Communion)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

第一日曜日 first Sunday
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 朝の礼拝 (Morning Service)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

■10:30からの礼拝には手話通訳があります。

聖日 Holy Day
7:30 聖餐式 (Holy Communion)

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