「イエスに祈られる」
(ヨハネによる福音書17:6-19)
イエスが昇天するにあたり読まれる聖書箇所は、イエスが十字架刑を前に弟子たちを覚えて祈った箇所です。イエスに祈られることによって、弟子たちは安心してイエスの愛の内にとどまることができるように思えます。ご復活を遂げたイエスが40日間、弟子たちと過ごし、神の国のことを語り、聖霊が彼らの上に降ることを預言します。
イエスに祈られた弟子たちは励まされて、そして、聖霊が自分たちの上に注がれるのを待ちました。私たちもまた、聖書のみ言葉を通して、イエスが私たちのことを祈ってくださっていることを覚えたいと思います。イエスのことが目に見えなくても、神の似姿として創られた私たちは、神の愛、そして、神のみ子であるイエスの愛が私たちの心の奥にあることを覚えます。私たちもまた、弟子たちと同じように聖霊が上から注がれることを待ちたいと思います。そして、イエスの昇天後、弟子たちが心を併せてひたすら祈っていたようにわたしたちもまた、この地上にみ国がやって来ることをただひたすら祈ることができたらと願います。
(執事ウイリアムズ藤田 誠)