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「わたしは道であり、真理であり、命である」

「わたしは道であり、真理であり、命である」
(ヨハネによる福音書14:1-14)
 ヨハネによる福音書第14章はイエスが十字架に付けられる前、弟子たちに語られた決別説教と言われます。イエスの死と復活、そして、再臨が弟子たちに意味することについてイエスは示唆します。
「わたしの父の家には住む所がたくさんある。もしなければ、あなたがたのために場所を用意しに言ったであろうか。(14:2)
 イエスは死に父なる神のところへ行く。それは、弟子たちのために住むところを用意するためであり、この世が終末を迎えるときにイエスが再臨して、弟子たちを招くという意味です。先週はイエスが「羊の門」というたとえが読まれましたが、イエスという門をくぐり、イエスの道を歩むことによって「真理」と「命」に至るというメッセージが第14章にはあります。イエスがサマリアの女に渇くことがない永遠の命に至る水を与えたこと、生まれながらの盲人がイエスの奇跡の業によって目が見えるようになったこと、死んだラザロがイエスの呼びかけによって生き返ったこと、ヨハネ福音書のなかで語られているイエスによる奇跡の業が「わたしは道であり、真理であり、命である」の証になっています。
 ヨハネ福音書で語られるイエスの言葉や弟子たちを含む民衆とイエスの物語は観念的であり非科学的ゆえにリアリティを感じづらいところがありますが、それゆえに時空を超えてイエスの言葉やイエスと民衆との出来事が現代を生きる私たちに語りかける大切なことがあります。それを受入れるかどうかの決断が私たちに求められています。
 ヨハネの語感で語るならば現代社会は国同士の争いや力ある者による弱者への抑圧など暗闇に覆われた世界と言えます。その暗闇に灯を照らすのはイエス・キリストの言葉であり奇跡の業です。そして、キリストの弟子として倣う私たち自身も小さな灯の集まりとなり、この暗闇を照らす共同体へと神は復活させたイエスを通して私たちに呼びかけているように思います。
(執事ウイリアムズ藤田 誠)

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9:30 日曜学校 (Sunday School)
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