「幸福なるかな、心の貧しき者。天國はその人のものなり」
(マタイによる福音書5章1~12節)
イエスの言葉のなかでもよく人々に知られている聖句として「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。」があります。文語訳聖書は最初に「幸福なるかな」があります。原文に近いのは文語訳です。心の貧しい人が幸せであるということではなく、「幸せになってください、自分に良いところが無いと思う人々よ」というイエスの人々に対するメッセージのように思います。そして、イエスはこのように言葉を続けていたのではと思います。
「幸せになってください。悲しんでいる人々よ。神さまがきっとあなたたちを慰めてくれます」
「幸せになってください。謙遜な人々よ。あなたたちはきっと神さまの地を受け継ぐことでしょう」
「幸せになってください。神さまの正しさを求めているあなたたち。きっと与えられます」
「幸せになってください。やさしさを持つあなたたち。きっと大切にされるでしょう」
「幸せになってください。心が澄んだあなたたち。あなたたちは神を見るでしょう」
「幸せになってください。平和を大切にするあなたたち。あなたたちは神さまの子どもです」
「幸せになってください。神さまの正しさを求めて理解されないあなたたち。あなたたちこそ神の国に入る人々です」
私たちは周りの人々と幸せを分かち合うために招かれているのでしょうね。
そのことを心に留めて歩んで参りましょう。
(執事ウイリアムズ藤田 誠)