「どうすればよいのですか」
(ルカによる福音書3章7~18節)
救い主(メシア)を待ち望んでいる民衆に、ヨハネは「悔い改めにふさわしい実を結べ。」と語り、人々一人一人に向かって生きるあり方を問いかけます。救い主を待ち望む人々への、ヨハネの問いかけは、非常に心に迫る衝撃的なものでした。「自分達が神に選ばれたアブラハムの子孫だと思って特権意識を持つな。神は石ころからでも、お前達に替わって新たなアブラハムの子孫を造り出すことができる。だから神の求めておられる生き方に自分自身のあり方を変えて、救い主を待ち望め。」と、このようにヨハネは人々に問いかけます。
救い主を待ち望む人々は、このヨハネの問いかけにあって、自らを変えていきたいとのありのままの気持ちを、ヨハネに向けて言い表します。「私たちはどうすればよいのですか。」と。ヨハネはそれぞれの人々に、きわめて具体的な日常的な事柄についての変革を求めます。救い主み子イエス・キリストのご降誕のクリスマスを迎えようとする私たち。今、私たち一人一人が、救い主イエス・キリストをお迎えするために、それぞれの具体的な生活の場で何を変革すべきでしょうか。