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2月28日 神に従うイエス、イエスに従う私たち

神に従うイエス、イエスに従う私たち
(マルコによる福音書8章31~38節)

 イエスは、すべての人を救うための神のご計画に従って歩みました。神のご計画は、イエスを通して神の救いが実現されることでした。イエスはそのご計画のために、神に従うことを放棄せず、すべての人への愛をどこまでも貫き通し、その務めをまっとうしようとされました。その行き着く先は、当時の宗教的・政治的指導者たちのねたみや反感によって、十字架につけられて苦しみを受け、殺され、そして三日後に復活する、という出来事でした。神のご計画のために神に従う、ということを、イエスが放棄すれば、イエスは十字架につけられることも、苦しみを受けることもありませんでした。しかし、すべての人を救うという神のご計画と神の愛、そして「愛は決して滅びない」という希望の確かさを実現するために、イエスが十字架につけられることは、避けることができませんでした。
 イエスはこのことを、弟子たちにはっきりと教え始められました。すると弟子のペトロは、そのことを否定し、そのことを語るイエスをいさめ始めました。救い主、メシアであるはずのイエスが苦しみを受け、殺される、ということは、ペトロにとって絶対に理解しがたい、認められないことでした。偉大な力を行使し、この世界のすべての権威や権力の頂点に立って、すべてを掌握する支配者。それがペトロの期待し、待ち望んでいるメシアの姿でした。メシアが神の愛を実現するために、人のために、自らの命を失う、などということは、まったく認めることのできないことでした。そのペトロにイエスは厳しく叱ります。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」と。
 ペトロは、神のご計画を、人間の思いで否定しました。人間の思いを優先し、そのことを通して、「救い主イエス」を理解しようとしました。しかしそうであれば、けっして「救い主イエス」の真の姿を知ることはできません。イエスは弟子たちに、「わたしに従いなさい」と言います。<従う>ことこそが、「救い主イエス」の真の姿を知る大切な手段です。自分自身の人間的な思いや基準、期待で、イエスに出会おうとするのではなく、救い主イエスにますます従っていく強い決意が、今、私たちに求められているのです。どこまでも神に従いきったイエスは、その確かな姿で、私たちを神の救いに導いておられるのです。

礼拝案内 Service

日曜日(第一日曜日を除く)
Sunday(except for first Sunday)

7:30 聖餐式 (Holy Communion)
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 聖餐式 (Holy Communion)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

第一日曜日 first Sunday
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 朝の礼拝 (Morning Service)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

■10:30からの礼拝には手話通訳があります。

聖日 Holy Day
7:30 聖餐式 (Holy Communion)

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