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5月14日 私たちが「住む所」

私たちが「住む所」
(ヨハネによる福音書14章1節~14節)

 復活したイエス・キリストによって永遠の命を約束された私たちは、どこにあって生きているのか、ということを、今日読まれた福音書は明確に私たちに示します。「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんある。」とイエスは言います。ヨハネによる福音書の13章1節から16章33節までは、イエスが捕えられ十字架につけられる前に、弟子たちに語られた最後の教えの言葉が記されています。「イエスの遺言の説教」「告別の説教」といわれています。わたしが十字架にかけられ死んでいなくなると思うかもしれないが、そうではない。父なる神の家には住む所がたくさんある。行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる。イエスはこのように弟子たちに、私たちに言います。父の家には住む所がたくさんある、とイエスは言います。この「住む所」という言葉は、聖書のギリシャ語の原語で、「モネー」という単語が使われています。このモネーは、後に英語のマンション(大邸宅)という単語の語源となりました。「モネー」は、「神さまが私たちのために備えて下さっている、安心して住める大邸宅」を意味します。イエスはこの私たちの住む所、「モネー」があることを、はっきりと、私たちに教えておられます。
そしてこの「モネー」という言葉は、聖書の中で2回しか用いられていません。もう1つのモネーが用いられている箇所は、やはりイエスの語られた言葉の中にあります。「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。」(ヨハネ14:23)という言葉の、「一緒に住む」という箇所が、原文では、その人に「モネー」、「住む所」を実現する、と記されています。イエスを愛し、神を愛する人は、その人のうちに「モネー」がある、とイエスは私たちに教えます。
 神の愛に招かれた者は、地上の命を終えた後も、なお生きて日々歩んでいる今も、共に皆、イエスと一緒に同じ「モネー」にあり、永遠の命に生き続けているのです。

礼拝案内 Service

日曜日(第一日曜日を除く)
Sunday(except for first Sunday)

7:30 聖餐式 (Holy Communion)
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 聖餐式 (Holy Communion)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

第一日曜日 first Sunday
9:30 日曜学校 (Sunday School)
10:30 朝の礼拝 (Morning Service)
17:00 夕の礼拝 (Evening Service)

■10:30からの礼拝には手話通訳があります。

聖日 Holy Day
7:30 聖餐式 (Holy Communion)

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